V-Sido OS

V-Sido OS

ロボットは、いくつものアクチュエータ(サーボモータなど)が連係して動作することで、全身の動きをつくり出しています。「V-Sido OS」は、そのロボットの複雑なアクチュエータの動きを、統合して制御するシステムです。

ロボットOS

V-Sido OSは「ロボットのOS」と呼ばれますが、実は、ロボットOSとは何かという明確な定義はまだありません。アスラテックでは、モータなどのアクチュエータをロボットのリソースと見なして、それをマネジメントするためのシステムをロボットOSと位置づけています。たとえば、パソコンのOSがメモリやファイルといったリソースをマネジメントする役割を担っているのと同じ考え方です。

V-Sido OS

なお、V-Sido OSは、「人型ロボット専用のシステム」「二足歩行のためのシステム」と解釈されることがありますが、人型以外のロボットでも利用できますし、二足歩行以外の制御でも有益です。V-Sido OSの特徴は、「複雑な形状のロボットの複雑な動きを簡単に制御できる」という点です。その典型例が「人型ロボットの二足歩行」であるため、「人型ロボット」「二足歩行」という部分がクローズアップされることが多いのでしょう。

ロボット開発を促進

V-Sido OS

通常、ロボットを正しく動かすには、複雑な運動学計算や、複数のサーボモータを連係させた制御など、ロボット工学の専門知識が必要です。しかし、V-Sido OSを用いれば、そうした複雑な計算や処理はOS側で自動的に処理するため、開発者はロボット制御の専門知識がなくてもロボットを動かせるようになります。

ロボットの専門知識をお持ちでなくても、「ロボットを使ってこんなソリューションを実現したい」といったアイデアをお持ちの開発者の方は大勢いらっしゃるでしょう。V-Sido OSは、ロボット開発のハードルを下げ、より多くの企業や開発者がロボット開発に参入できるようにするためのOSなのです。

高い汎用性

V-Sido OS

しかも、V-Sido OSによるロボット制御は、アクチュエータの種類やロボットの大きさ、形状、用途などを問わず、さまざまなロボットに適用可能です。たとえば、電動サーボモータで試作開発していたロボットを、開発途中に油圧のアクチュエータに変更した場合でも、引き続きV-Sido OSのロボット制御を残すことができます。あるロボットで使用したV-Sido OS向けのアプリケーションを、まったく異なる別のロボットで使用することも可能です。

V-Sido OSを使ってロボットを開発することで、開発コストの削減や開発期間の大幅な短縮が可能になります。

V-Sido OSのご提供形態

V-Sido OS

V-Sido OSは現在、WindowsのDLLとして実装されています。そのため、通常、V-Sido OSによるロボット制御システムはWindowsアプリケーションとして提供することになります。

また、Windowsアプリケーションではなく、V-Sido CONNECTのように、V-Sido OSの一部機能をマイコンボードに実装して提供することも可能です。

たとえば、V-Sido OSの提供方法としては、以下のような形が考えられます。

  • ロボット製品ごとにV-Sido OSのソフトウェアを提供
  • オリジナルのロボット制御用マイコンなどにV-Sido OSの機能を実装

V-Sido OSは原則として、企業向けのライセンス販売、ライセンス提供のみとなります。

基本的に、試作開発の段階ではアスラテックへの支払いは発生せず、商品化された段階でライセンス料をお支払いいただきます。ただし、ロボットやその制御基板を共同開発する場合などは、開発協力費などの形で試作開発段階から費用が発生する場合もあります。

また、V-Sido OSの機能評価や、試作機の開発にお使いいただくために、V-Sido OSの一部機能を実装したマイコンボード「V-Sido CONNECT」を用意しています(現在は正式版ではなく、出荷候補版となる「V-Sido CONNECT RC」を提供中)。

たとえば、V-Sido CONNECTを使ってロボットのプロトタイプを作製し、それを商用利用する際に、V-Sido OSのライセンスをご購入いただくといった仕組みとなります。

ぜひ、ロボットの制御システムとしてV-Sido OSの採用をご検討ください。V-Sido OSのロボット開発やライセンスについてのお問い合わせは、下記よりお願いいたします。