サービスロボットの開発動向に関する 調査結果(2018年第3四半期版)を発表

2018年10月31日
アスラテック株式会社

サービスロボットの開発動向に関する
調査結果(2018年第3四半期版)を発表

 

アスラテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒谷 正人)は、国内のサービスロボットの開発動向に関する調査結果(2018年第3四半期版)を発表した。この調査は、2014年以降に国内で発表されたサービスロボットに対し、その完成時期やジャンルなどを追跡調査したものとなる。

当四半期の新規サービスロボット数は22機種

2018年7月〜9月に国内で開発された新しいサービスロボットは22機種で、2018年の合計では105機種が開発されている。なお、調査を開始した2014年1月からの累計では、600機種が国内で開発されたことになる

2018年に開発されたサービスロボットをジャンル別に見ると、図1および表1のようになる。上位3ジャンル(ホビー、教育、アミューズメント)で全体の半数近く(45.7%)を占めている。

図1■新規開発サービスロボットのジャンル別比率(2018年1~9月)
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表1■新規開発サービスロボットのジャンルと機種数(2018年1~9月)

【調査期間】2014年1月~2018年9月

【調査方法】当社社員による書籍や雑誌、プレスリリース、インターネットなどからの文献による調査、ならびに展示会などにおける現物確認。参照した主なメディアは『日刊工業新聞 電子版』『Engadget日本版』『ロボスタ』『ITmedia』『ROBOTEER』『PR TIMES』『ロボットノート』。ほかにGoogleで「ロボット」をキーワードにした検索情報も参照している。

【対象とするサービスロボットについて】
当該期間に発表されたプレスリリースや報道において、国内で開発されたロボットとして取り上げられた製品のうち、工場などで使われる産業ロボット以外のものを「サービスロボット」としている。それらのサービスロボットについて追跡調査を行い、製作が完了した時期(商品の場合は発売時期)とジャンルをまとめた。プレスリリースなどで発表されていても、開発途中のロボットは含めていない。なお、サービスロボットのジャンル区分は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が2010年に発表した「2035年に向けたロボット産業の将来市場予測」における、サービス分野のロボット分類に準じ、そのいずれにも該当しないロボットについては「その他」に分類している(参考URL:http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_0095A.html)。2017年調査分までは一部の音声アシスタント搭載デバイス(スマートスピーカー等)をロボットに分類していたが、2018年以降は調査先においてロボットとして扱われたもの以外は集計対象としない。