V-Sido搭載ロボットが災害復旧の現場検証に参加

V-Sido搭載ロボットが災害復旧の現場検証に参加

アスラテックが技術協力している株式会社富士建の「人型ロボットによる建設機械操縦システム(DOKA ROBO)」(以下、DOKA ROBO)は12月15~19日、国土交通省が雲仙普賢岳(長崎県南島原市)で実施した災害応急復旧ロボットの現場検証に参加しました。

DOKA ROBOは、2014年7月に国土交通省の「次世代社会インフラ用ロボット技術・ロボットシステム」(災害応急復旧技術)として採択された技術です。今回の現場検証は、次世代社会インフラ用ロボット開発・導入の推進の一環として実施されました。

DOKA ROBOのロボット本体は容易に持ち運びができるサイズで、油圧ショベルなどの建設機械に人間の代わりにロボットを乗せて、建設機械の遠隔操作を実現できます。このロボットの制御に、V-Sido OSが使われています。

今回の現場検証では、実際にロボットで油圧ショベルを遠隔操作して、掘削積込検証や走行検証などが行われました。たとえば掘削積込検証では、規定時間内に掘削・積込を行い、離れた場所に運搬できるかどうかのテストが行われ、走行検証では、指定された走行路の移動や、法面を崩しての移動とその法面の復旧作業などのテストが実施されました。この現場検証の評価は、2015年1月に行われる予定です。

アスラテックは引き続き富士建と協力して、災害応急復旧ロボットの開発を進めてまいります。

DOKA ROBO
人型ロボットによる建設機械操縦システム
人型ロボットによる建設機械操縦システム