ハーモナイズドセンサレスロボット 「スカリン」

株式会社NTTドコモ様

NTTドコモ様とアスラテック株式会社は、従来のロボットに実装・搭載されているセンサやカメラをなくし、外部センサ、カメラを活用して制御されるハーモナイズドセンサレスロボットを共同開発しました。

このロボットは、NTTドコモ様が6Gの意義として定義する5つの価値のひとつ「AIのためのネットワーク(人と調和するAI)」の実現に向け、通信業界を越えた専門家や多様な産業パートナーとコラボレーションを行う「6G Harmonized Intelligence」プロジェクトの一環として開発されたものです。

高速大容量、高信頼低遅延通信の実現をめざす6Gを活用することにより、ロボットの外部にあるカメラやセンサとロボットをつなげています。これにより、従来ロボットに搭載されていたセンサやカメラが不要となり、ロボットのシンプル化・低コスト化を実現しています。

そして、本ロボットは、V-Sidoを用いて制御されており、動作生成や遠隔操作も可能となっています。
本「ハーモナイズドセンサレスロボット」は、横須賀市様のご協力のもと、横須賀市のマスコットキャラクター「スカリン」( https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/2150/sukarin.html)を模擬したバルーン型センサレスロボットを開発しています。

ハーモナイズドセンサレスロボット「スカリン」

バルーンロボット技術とは、全く新しいキャラクターグリーティング技術です。エアで膨らむ専用のキャラクタバルーンとモーター駆動可能なフレームを組み合わせ、繊細な力制御を行うことが可能です。バルーンロボットは一般的な従来の着ぐるみとは異なり、操作する人間の体格に左右されず、自由なサイズで製作することが可能です。ゲーム用コントローラや人形型のコントローラで直感的に操縦できるほか、タイマーやセンサと連携して自動動作を行うこともできます。

ワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク2025

2025年5月28日〜30日に東京ビッグサイトで開催された「ワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク2025」において、NTTドコモ様のブースにて本ロボットが展示されました。

「ワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク2025」での展示

ハーモナイズドセンサレスロボット「スカリン」の動作

今後、さらなる技術要件検討とロボットの機能拡張を含めた試作検討を検討してまいります。

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サイズ/重量

身長:約900mm / 約20kg

名称

ハーモナイズドセンサレスロボット 「スカリン」

Category
Works with V-Sido