ホテル向け配送ソリューション

人手不足の解消、生産性向上、そして、より質の高い顧客体験の創出へ──。アスラテックの配送ロボット活用ソリューションは、単にロボットを販売するだけではなく、お客様のホテルが抱える課題に共に向き合い、最適なロボットの選定から、導入コンサルティング、運用サポート、独自のアプリケーション開発まで、ワンストップでご提供します。

ホテル業界が抱える課題

  • 深刻な人手不足で、スタッフ一人ひとりの負担が大きい……
  • ノンコア業務に追われ、本来注力すべき“おもてなし”に時間を割けていない……
  • 感染症対策はもちろん、プライバシーを重視するお客様への配慮も必要だ……
  • ホテルとして新しい付加価値、競合との差別化が求められている……

ホテル業界のお客様は、このような課題を抱えていませんか?

近年、ホテル業界では深刻な人手不足が続いています。人手不足によるスタッフ一人ひとりの業務負担増加や長時間勤務は、サービス品質のばらつきやスタッフの疲弊にもつながり、顧客満足度の低下が懸念されます。

さらに、深夜帯のフロント対応や緊急時対応など24時間体制が求められるホテル運営において、人手不足は安全面・サービス面双方のリスク要因で、「スタッフに頼りきった運営」に限界が生じています。こうした課題を背景に、業界では業務の効率化とサービス品質の維持向上を両立させるソリューションが強く求められています。

配送ロボットによる課題解決

ホテル業界が抱える課題に対し、サービスロボットの導入が有力な解決策として注目されています。人でなければできない心温まるサービスと、ロボットが得意な正確・非対面・24時間稼働の業務。この二つを組み合わせることで、スタッフの負担を軽減し、生産性を飛躍的に向上させ、お客様には「安心」と「上質な時間」の両方を提供することが可能になります。

1. 人手不足の解消と「おもてなし」への集中
深夜の急なアメニティ依頼や、バックヤードでの備品運搬といった業務をロボットが代替。スタッフは人でしかできない質の高いおもてなしや、お客様とのコミュニケーションに集中でき、顧客満足度の向上に繋がります。

2. 非対面・非接触による「安全・安心」の提供
ルームサービスやアメニティをロボットがお部屋の前までお届け。スタッフとお客様の接触機会を最小限に抑え、感染症対策に貢献します。また、人との接触を控えたいお客様のプライバシーを守り、気兼ねなくサービスを利用できる環境を提供します。

3. 24時間365日の稼働と生産性向上
人は休憩が必要ですが、ロボットは充電さえすれば24時間稼働できます。早朝・深夜を問わず、安定的で均質なサービスを提供し続けることが可能になり、ホテル全体の生産性を大きく向上させます。

アスラテックの強み

アスラテックは、ロボット専業企業としての豊富な知見と実績を有し、ロボット導入を強力にサポートします。

当社ではサービスロボットの販売にとどまらず、導入前のコンサルティングから実証実験の運用サポート、現場に合わせた導入・調整、導入後の保守サポートまで、一貫して支援します。現場スタッフ向けの操作トレーニングや万一のトラブル対応など、安心してロボットを運用いただくためのサポート体制を整えています。

  • コンサルティング:現場の課題やニーズに合わせた最適なプランをご提案。
  • カスタマイズ:ホテル独自の運用に合わせた柔軟な設定変更に対応。
  • 導入支援:設置からスタッフ向けトレーニングまで、スムーズな導入をサポート。
  • アフターフォロー:導入後の保守・点検、トラブル対応など

ホテル向け配送ロボットのラインアップ

アスラテックが提供するホテル向けサービスロボットには、用途に応じてさまざまな機種があります。現在は主要なロボットとして「RICE(ライス)」「カチャカプロ」「GAEMI(ゲミ)」の3機種をラインアップしており、それぞれの特徴を紹介します。

「RICE」

「RICE」は、香港のRice Robotics社が開発した自律走行型の屋内配送ロボットです。PINコードなどでロックできる格納庫を備えており、安全に荷物を届けることができます。

専用アプリケーション開発による運用の自由度が高く、現場のご要望に応じて、細かなカスタマイズを行えます。また、オプションで通信によるエレベーター連携機能を搭載でき、異なるフロアへ荷物を届けることも可能です​。

親しみやすく可愛いデザインも特徴の一つで、運用スタッフや導入施設の来訪者からの評判も高いです。RICEは既にホテルやオフィスビル、商業施設でも稼働実績があり、その安定した走行性能と操作の簡便に定評があります。

「カチャカプロ」

「カチャカプロ」は、日本のPreferred Robotics社が開発した小型サイズの自律搬送ロボットです。専用台車(シェルフ)とドッキングし、一度に最大30kgまでの荷物を運搬可能というパワフルさを備えながら、本体幅24cm・奥行38.7cmという極めてコンパクトなサイズで設計されています​。

当社では、独自にカチャカプロ向けのアプリケーションを開発しており、そのアプリを用いて、エレベーター連携や、複数地点への複雑な配送ルート設定も可能です。

最小55cm幅の通路でも走行できるため、ホテル内の導線を圧迫しません​。特徴的なのは、小型・安価・簡単操作という3つの要素で、ロボットに不慣れな施設でも導入しやすい点が評価されています​。

「GAEMI」

「GAEMI」は、韓国・ROBOTIS社が開発した自律走行型配送ロボットです​。ロボットアームを備えていることが特徴で、このアームによりエレベーターのボタン操作やICカードのリーダー操作を行うことで、建物側の大掛かりな改修を行わなくても、エレベーターを利用したフロア移動を実現できます。

従来、複数階にまたがるホテルで配送ロボットを運用するにはエレベーターシステムとの連動改修が課題でしたが、GAEMIであれば物理的なアームによるボタン押下で対応できるため、既存設備をそのまま活かして導入できます​。

また、複数の格納庫を備えており、それぞれでロックをかけられるため、一度の配送で複数個所に安全に荷物を届けることも可能です。

よくある質問

皆様から寄せられるよくある質問とその回答をご紹介します。導入をご検討いただく際の参考にしてください。

Q1. 導入にはどの程度の費用がかかりますか?
A.
ロボットの種類や台数、導入規模によって費用は大きく異なります。一般的にロボット本体の購入費用に加え、環境に合わせたカスタマイズ費用や保守サービス費用が発生します。具体的な費用感はお打ち合わせの上で個別見積もりいたします。また、トライアル導入プランやレンタルサービスが利用できる場合もありますので、費用面が心配な場合はぜひ一度ご相談ください。

Q2. 導入までの流れはどのようになりますか?
A.
まずはお問い合わせをいただき、ヒアリングを通じて課題やニーズを把握します。その後、必要あれば現地調査を行ったうえで最適なロボット構成や運用プランのご提案を行います。プランご了承後、必要に応じてソフトウェアの追加開発等を行った上で、導入時にはアスラテックのエンジニアが現地で設置・設定を行い、スタッフ様向けの操作トレーニングも実施します。その後、運用開始となりますが、一定期間はアスラテックもフォローしながら安定稼働を確認いたします。全体としてお問い合わせから導入までは数か月程度を見込んでいますが、スケジュールなども柔軟に調整いたします。

お問い合わせ・資料請求

アスラテックのホテル向け配送ロボット活用ソリューションにご関心をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。具体的な導入事例のご紹介や、お客様の施設に合わせたカスタマイズプランの相談など、専門スタッフが丁寧に対応いたします。下記のお問い合わせフォームより必要事項をご記入の上、お送りください。

貴社のホテル運営課題を解決し、次世代の顧客体験を創出するパートナーとして、アスラテックは全力でサポートいたします。配送ロボットの力で、ホテルサービスの新たなステージへ。ぜひこの機会に導入をご検討ください。お問い合わせを心よりお待ちしております。