病院・医療機関向け配送ソリューション

アスラテックの配送ロボット活用ソリューションは、人手不足や感染症対策など、医療現場が直面する課題を解決します。

お客様の課題やご要望に応じて、3種類の配送ロボットをラインアップしており、それらのロボットを用いた、最適なソリューションをご提案します。単なるロボットの取次・販売だけでなく、導入コンサルティングから運用、アプリケーション開発まで、当社がワンストップでサポートします。

医療現場が直面する課題

医療現場では現在、慢性的な人手不足という問題を抱えています​。さらに新型感染症への対策も引き続き求められ、人的接触を減らす工夫も不可欠です​。

医療現場の最前線で、本来の業務に集中したくても、以下のような課題を抱えており、日々の「搬送業務」に多くの時間と労力が割かれていないでしょうか?

  • スタッフが検体や薬剤の搬送に追われ、患者様への対応時間が削られてしまう。
  • 夜間や休日の人手が足りず、緊急の物品搬送に対応しきれない。
  • 感染症対策として、スタッフ間の接触や病室への出入りを最小限にしたい。
  • 日々定期的に発生する配送業務が、スタッフの身体的な負担になっている。
  • 院内物流全体のコストを見直し、より効率的な運営を求められている。

配送ロボットによる課題解決

  • 院内物流の効率化:検体や医薬品の搬送を自動化し、スタッフの負担を軽減。
  • 安全性向上:人や障害物を検知し安全に走行。非接触配送で感染リスクを低減。
  • 24時間対応:深夜や緊急時でも、必要なものを必要な場所へ届けられます。

自律移動型のサービスロボット活用で、院内物流の省人化と安全性向上を実現できます。 配送ロボットはあらかじめ設定した経路に従い、検体や医薬品などをナースステーションや検査室へ届けるなどの業務を代行します。人に代わって単純反復作業をこなすことでスタッフの負担を軽減し、スタッフは本来の医療業務に専念できるようになります。

また、ロボットによる院内配送は人との直接接触を減らし、感染リスクの低減に寄与します​。決まったルートを一定の速度で走行し、ヒトと触れ合わない搬送で安全です。

アスラテックがご案内する自律走行ロボットは、いずれもエレベーターと連動して自律走行できるソリューションを持っているため、病院内の異なる階にも荷物を届けられます​。これにより院内全域の物流をロボットでカバーし、深夜帯の搬送や別フロア間の緊急依頼にも24時間対応可能です。

アスラテックの強み

医療施設へのロボット導入を成功させるには、信頼できる技術パートナーの存在が不可欠です。アスラテックは、ロボット専業企業としての豊富な知見と実績を有し、ロボット導入を強力にサポートします。

病院ごとの業務フローに合わせてロボットのソフトウェアを調整・開発できるのも強みです。アスラテックでは必要に応じて独自の専用アプリを開発することで、お客様のご要望に合わせた機能拡張にも対応できます。

導入前のコンサルティングから実証実験の運用サポート、現場に合わせた導入・調整、導入後の保守サポートまで、一貫して支援します。現場スタッフ向けの操作トレーニングや万一のトラブル対応など、安心してロボットを運用いただくためのサポート体制を整えています。

  • 豊富な知見と実績:多数の医療機関への導入支援で培ったノウハウ。
  • カスタマイズ開発:病院独自の業務フローに合わせたソフトウェア開発。
  • 手厚いサポート体制:導入前から運用後まで、専門チームが一貫して支援。
  • 直感的な操作性:現場スタッフが簡単に扱える専用アプリ。

病院・医療機関向け配送ロボットのラインナップ

アスラテックが提供する医療機関向け配送ロボットには、用途に応じてさまざまな機種があります。主要なロボットとして「RICE(ライス)」「カチャカプロ」「GAEMI(ゲミ)」の3つが導入可能で、以下に各ロボットの特徴を紹介します。

「RICE」

「RICE」は、香港のRice Robotics社が開発した自律走行型の屋内配送ロボットです。PINコードなどでロックできる格納庫を備えており、安全に荷物を届けることができます。

専用アプリケーション開発による運用の自由度が高く、現場のご要望に応じて、細かなカスタマイズを行えます。また、オプションで通信によるエレベーター連携機能を搭載でき、異なるフロアへ荷物を届けることも可能です​。

親しみやすく可愛いデザインも特徴の一つで、運用スタッフや導入施設の来訪者からの評判も高いです。RICEは既にオフィスビルや商業施設でも稼働実績があり、その安定した走行性能と操作の簡便さから医療業界でも活躍が見込まれています。

「カチャカプロ」

「カチャカプロ」は、日本のPreferred Robotics社が開発した小型サイズの自律搬送ロボットです。専用台車(シェルフ)とドッキングし、一度に最大30kgまでの荷物を運搬可能というパワフルさを備えながら、本体幅24cm・奥行38.7cmという極めてコンパクトなサイズで設計されています​。

当社では、独自にカチャカプロ向けのアプリケーションを開発しており、そのアプリを用いて、エレベーター連携や、複数地点への複雑な配送ルート設定も可能です。

最小55cm幅の通路でも走行できるため、院内の導線を圧迫しません​。特徴的なのは、小型・安価・簡単操作という3つの要素で、ロボットに不慣れな施設でも導入しやすい点が評価されています​。

「GAEMI」

「GAEMI」は、韓国・ROBOTIS社が開発した自律走行型配送ロボットです​。ロボットアームを備えていることが特徴で、このアームによりエレベーターのボタン操作やICカードのリーダー操作を行うことで、建物側の大掛かりな改修を行わなくても、エレベーターを利用したフロア移動を実現できます。

従来、複数階にまたがる病院で配送ロボットを運用するにはエレベーターシステムとの連動改修が課題でしたが、GAEMIであれば物理アームによるボタン押下で対応できるため、既存設備をそのまま活かして導入できます​。

また、複数の格納庫を備えており、それぞれでロックをかけられるため、一度の配送で複数個所に安全に荷物を届けることも可能です。

よくある質問

皆様から寄せられるよくある質問とその回答をご紹介します。導入をご検討いただく際の参考にしてください。

Q1. 導入にはどの程度の費用がかかりますか?
A.
ロボットの種類や台数、導入規模によって費用は大きく異なります。一般的にロボット本体の購入費用に加え、環境に合わせたカスタマイズ費用や保守サービス費用が発生します。具体的な費用感はお打ち合わせの上で個別見積もりいたします。また、トライアル導入プランやレンタルサービスが利用できる場合もありますので、費用面が心配な場合はぜひ一度ご相談ください。

Q2. 導入までの流れはどのようになりますか?
A.
まずはお問い合わせをいただき、ヒアリングを通じて課題やニーズを把握します。その後、必要あれば現地調査を行ったうえで最適なロボット構成や運用プランのご提案を行います。プランご了承後、必要に応じてソフトウェアの追加開発等を行った上で、導入時にはアスラテックのエンジニアが現地で設置・設定を行い、スタッフ様向けの操作トレーニングも実施します。その後、運用開始となりますが、一定期間はアスラテックもフォローしながら安定稼働を確認いたします。全体として、お問い合わせから導入までは数か月程度を見込んでいますが、スケジュールなども柔軟に調整いたします。

お問い合わせ・資料請求

サービスロボットの導入による病院業務の効率化にご関心をお持ちの方は、ぜひアスラテックまでお問い合わせください。病院様ごとの課題やニーズを丁寧にヒアリングし、適切な機種の選定から現場への実装、運用開始後のフォローに至るまで専門チームが全面的にサポートいたします。まずはお問い合わせフォームにてご連絡いただき、院内物流DXの第一歩を踏み出してみませんか。貴院に最適なロボットソリューションを提案し、労働力不足や感染対策の課題解決に向けたお手伝いをさせていただきます。