2025年11月21日
「W3C TPAC 2025」の前夜祭イベントで
MoQによるロボットの遠隔操作デモを実施
アスラテック株式会社は、11月9日に神戸市で行われた技術者向けイベント「Kobe Developer Meetup」で、MoQ(Media over QUIC)を用いたロボットの遠隔操作のデモンストレーションを実施しました。
「Kobe Developer Meetup」は、W3C(World Wide Web Consortium)が開催する技術者向け国際会議「W3C TPAC 2025」の前夜祭イベントで、W3Cメンバーや神戸在住開発者らの交流会となります。
本イベントでは、神戸発のアイドルグループ「グットクルー」のライブ会場と、本イベントの会場とをインターネットで繋ぎ、イベント会場にいる人が、アイドルのライブをリアルタイムで体験できるという催しが行われました。この2拠点間の通信には、映像・音声・データなどを低遅延で配信および同期再生するため、NTTドコモビジネス株式会社の次世代の映像通信プロトコルであるMoQを活用して開発を進めている「MoQ-ILS」と連携している点が特徴となります。
この催しの中で、ライブ会場に設置したコントローラで、イベント会場にあるロボットを遠隔操作するデモンストレーションを行いました。ライブ会場のアイドルの動きに合わせてロボットを操作し、アイドルの動きと同期したロボットの動きで、イベント会場を沸かせました。実演に用いたロボットは「ねこずきんロボット」で、遠隔操作にはロボット制御システム「V-Sido」を用いています。今回、MoQ-ILS に対応させるためにV-Sidoのカスタマイズも行っており、非常に低遅延の遠隔操作を実現できました。
