サービスロボットの開発動向に関する調査結果(2017年2月度版)を発表

2017年3月31日
アスラテック株式会社

サービスロボットの開発動向に関する調査結果(2017年2月度版)を発表

 

アスラテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒谷 正人)は、国内のサービスロボットの開発動向に関する調査結果(2017年2月度版)を発表した。この調査は、2014年以降に国内で発表されたサービスロボットに対し、その完成時期やジャンルなどを追跡調査したものとなる。

 

当月の新規サービスロボット数は11機種

2017年2月に国内で開発された新しいサービスロボットは11機種だった。前月は12機種で、2017年では計23機種が開発されている。なお、調査を開始した2014年1月からの累計では、283機種が国内で開発されたことになる。

2017年に開発されたサービスロボットをジャンル別に見ると、図1および表1のようになる。23機種は15ジャンルに分かれているが、ホビージャンルが4機種、荷物搬送ジャンルが3機種と比較的多数が開発されている。

図1.新規開発サービスロボットのジャンル別比率(2017年1 ~2月)
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表1. 新規開発サービスロボットのジャンルと機種数(2017年1~2月)
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【調査期間】2014年1月~2017年2月

【調査方法】当社社員による書籍や雑誌、プレスリリース、インターネットなどからの文献による調査、ならびに展示会などにおける現物確認。参照した主なメディアは『日刊工業新聞 電子版』『Engadget日本版』『ロボスタ』『ITmedia』『ROBOTEER』『PRTIMES』『ロボットノート』。ほかにGoogleで「ロボット」をキーワードにした検索情報も参照している。

【対象とするサービスロボットについて】
当該期間に発表されたプレスリリースや報道において、国内で開発されたロボットとして取り上げられた製品のうち、工場などで使われる産業ロボット以外のものを「サービスロボット」としている。それらのサービスロボットについて追跡調査を行い、製作が完了した時期(商品の場合は発売時期)とジャンルをまとめた。プレスリリースなどで発表されていても、開発途中のロボットは含めていない。なお、サービスロボットのジャンル区分は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が2010年に発表した「2035年に向けたロボット産業の将来市場予測」における、サービス分野のロボット分類に準じている(参考URL:http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_0095A.html)。

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