KanaRobo

株式会社カナモト様、株式会社KGフローテクノ様、株式会社富士建様
doka3_01_W880xH400

「KanaRobo」(カナロボ。旧称:DOKA ROBO 3)は、建設機械を操縦できる双腕双脚の人型ロボットです。建設機械のコックピット(運転席)に双腕双脚のロボット本体を設置し、オペレータはコックピット型コントローラに搭乗してロボットを遠隔操作することで、建設機械の遠隔操縦を実現できます。

約10㎏の上半身、約8㎏の下半身に分割して持ち運ぶことができ、特別な道具を使うことなく組み立てて運転席に設置することができます。運転席への設置は約1時間、撤去は約30分と、短時間で建設機械の遠隔操縦化が可能です。オペレーターの操作端末とKanaRoboとをつなげる無線環境は、特定小電力無線や無線LANに加え、LTE(移動通信網)などの公衆回線にも対応しており、距離の制限なく遠隔操作が可能になっています。

doka3_02_h1280

KanaRoboでは、搭乗型の専用コントローラーも用意されています。搭乗型コントローラーは、実際の建設機械のコックピットの形状をしたタイプと、操縦席の振動などを再現する体感型のタイプがあります。オペレーターはこうした専用コントローラーに搭乗して、KanaRoboのカメラ映像を見ながら操作することで、実際の建設機械に乗っているのと同じ感覚で操縦できます。また、MC(マシンコントロール)搭載機に使用することにより、設計データ通りの施工が可能となります。

KanaRoboの制御ソフトウエアには、アスラテック株式会社が開発したロボット制御システム「V-Sido」(ブシドー)を採用しており、多彩な操作方法で制御することが可能です。搭乗型の専用コントローラー以外にも、オペレーターの首の動きに合わせてKanaRoboの首を動かすことが可能なヘッドマウントディスプレーや、小型のプロポ型のコントローラーなどが利用可能です。

KanaRoboにより、災害時の危険地域など人が入っていけない場所でも建設機械を動かすことが可能になり、災害復旧などでの利活用が期待できます。KanaRoboは、株式会社カナモト様より、レンタルで提供されています。また、国土交通省の「新技術情報提供システム」(NETIS)への登録も予定しています(2017年7月現在)。

KanaRobo紹介動画(株式会社カナモト様のYouTubeチャンネル)

関連リンク

サイズ/重量

全長:約1.5m/重量:約18kg

名称

KanaRobo(カナロボ)

Category
Works with V-Sido